2009年12月13日、ホノルル。
初めて挑戦したフルマラソンの記録は7時間1分12秒でした。
日頃の練習不足をお金で解決すべく、まずは
カイロプラティックの集中治療を受けて背骨と骨盤の矯正とともに心肺機能の向上を図り、飲む軟骨成分
『アスタビータスムース』を毎日10錠飲み続け、GPS付腕時計
『ガーミン405』やイチローも愛用するSUPPORT GEAR
『ワコール
cw-x』を身に纏い、さらには、アスリートの肌を守る
『ポルダースポーツ』と
『エミューオイル』でスキンケアに励みました。
そして、身体へのフィット感を重視したウエストポーチ
『モンベル・クロスランナーポーチ』をレース用に購入し、世界中のアスリートが愛用しているエナジーフーズ
『PowerBar(梅味)』と
『アミバイタル3600』を入れ、背中のバッグにはバナナとパンを入れて準備万端、“科学とITの力で42.195キロを制す”をテーマにレースに挑みました。
しかし、18キロ地点でトイレに30分間並んだ結果、身体が冷えてまったく走れなくなり、それ以降はずっと歩いてFinishを目指しました。
30キロ通過地点で5時間が経過。
この時点ですでに、このままいけば7時間ぎりぎりのFinishになることは十分に予想できました。
「少しでも走ってタイムを縮めたい!」
何度か走りかけましたが、いかせん脚が動きません。ついには両足がつりそうに!
両脚がつってはレースは終了です。ここは、じっとこらえてとにかくゴールを目指しました。
そして、ゴールが見えた残り約500メートルでスパートを試みましたが、
またつりそうに!「まだ、早い!」
最後、這ってでもゴールできる残り200メートルで猛然とスパートをかけましたが惜しくも届かず、7時間を切ることはかないませんでした。
Finishの2時間前に分っていながら、たった1分12秒を縮めることができなかった。
これはビジネスにおいても同じような場面が想定できます。
もし仮に当社の経営において起こったならば、経営者としてとても恥ずかしいことですし、なによりも、それは零細企業の当社にとっては致命的な失敗となります。
1分12秒は死活問題なのです。
そして、体力に衰えが見えてきた昨今、いつそのようなことが起こらないとも限りません。
マラソンでも、経営でも、必要なのが「粘れる脚と折れない心」。
今回、走り(歩き)ながら改めて、それを痛感しました。
2008年から、当社は
「Update 2008-2009 on the defensive―らしくない、“らしさ”への挑戦」を経営スローガンに掲げ、会社の体制強化を図ってきました。
しかし、まだまだそれは十分とは言えません。
2010年はそれを1年延長し、「Update 2010 on the defensive―粘れる脚と折れない心」をスローガンとして、より筋肉質の経営を目指し、精進したいと思います。
個人的には、『不惑』の40代もあと少し。『立志』の50歳を前にして、
人間的にもより一層、強くなりたいと願っています。
2010年1月
株式会社ネクスト・ワン
代表取締役 宮崎秀敏